自然なこと

私は、今テレビに出ることが多くなった。コメンテーターとして、レギュラー番組も持つようになった。少し前まで、あのコタツにはいって、家族の団欒で見ていたテレビに出ているなんて、あの頃からは考えられない。 だけど、それが信じられないという感覚と同時に、今の生活があまりにも自然なのだ。 決して、頑張っているというのではない。 あまりに違和感がない。そんな仕事を見つけることができたことが、本当に心か嬉しい。 そして、同時に、自分を心のどこかで攻めていた時期を懐かしむことがある。
そんな風にしか、夢と向き合えなかった頃がある意味でかわいいとさえ思うようになったのだ。 私は、女優としての仕事もあるのだけれど、それ以上に、脚本家として、文章も書くし、テレビでバカみたいなことを話したり、真面目な話しをしたりする。いったい、自分の肩書きは何なのかわからないな、なんて自嘲することもあるのだけれど。
それでいい、それでも生きているという感覚。違和感がない、あまりに自然で、あまりに愛おしい生活を過ごすことができたのだ。私はいま、あのころの夢の世界にいるのだ。 そのことが私を輝かせ、こころにじんわりと暖かい気持ちにさせるのだ。 夢を抱く、夢を歩くということはきっとそういうことなのだ。
いつか、ある瞬間をきっかけに、踏ん張るというよりも出会うというような瞬間がやってきて、そして気がつけば、自然に努力というよりも、行動を起こし、自分がいるべき場所に居るのではないだろうか。きっと輝くってのは、歯を食いしばって生きることというよりも、もっと何か大きなものに突き動かされているパワーによるものではないだろうか。
それを人は、輝きや、活躍というような言葉を使って表現するのではないかと思うのだ。

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