
家族との団欒とはそれぞれの家庭で、いろんな形があるものです。これは兄妹が3人の我が家の団欒は少し変わっている。
まず、コタツの中に家族全員が入る。そして、そのコタツには必ず、指定席がある。
左が弟、右が姉、そしてまん中が私。母親は、洗濯物をたたみながら、また掃除をしたりしながら私たちの会話やら、テレビについての意見やらを言ってくる。
それが我が家の何気ない団欒の姿です。
そんな我が家の日常を綴った物語。
ある2月のことだった。それはオリンピックの季節だった。私はいつものコタツと、いつもの定位置で、オリンピックを見ていた。
オリンピックで、フィギアスケートを見ていた。そこで私はあることに気がついた。
ちょっと、待てよ。
今、私はいくつなのだ。 私は34歳。あれ、このフィギアスケートにでている素晴らしく美しく、とても綺麗なスケートをしているこの人は、19歳。
私とこの人と15歳の差があるの??しかも私が年上。
これまで、何気なくテレビを見ていた。自分と誰かを比べたことなんてなかった。
それなのに、なぜ、こんな時に、こんな形で気がついてしまったのか。
そう、世界を代表するような、国を代表するような人と比べる必要はなかったのです。
でもやってしまったからしかたない。
そして、この大きなギャップが私に火をつけた。とうとう、足袋を履いてお祭りにいくぞ!
私はこの時、決めたのだ、いや決めたのではない。もう、それは運命に気がついたのだ。自分は自分の道を歩もう。努力をさけてきたけど、努力をしよう。
そう、私は可能性を持っていたのだ。自分の才能を、自分ができることがあることを、どこかで眠っていた野心がメラメラと燃えだしたのだ。そして、私はその時始めて、自分の人生を歩き出した。
そうそれはあのコタツから、全てが始まったのだ。